材料工学専攻
本部門は、(1)「材料化学研究」、(2)「材料物理研究」および(3)「極限材料科学研究」の3部門から構成されている。金属・合金材料、無機材料(セラミックス、半導体など)、有機材料(高分子、生体関連材料)を中心とした「広範囲な材料・物質群が示す諸特性(構造及び機能特性)」に対し、物理および化学的視点に基づいた、基礎研究は勿論、接合科学、複合材料などのプロセス技術に関する研究を行っている。さらに、21世紀の先端科学領域となる「宇宙環境を利用した物質創製研究(微小重力材料科学)」を中心とした、「極限環境下での新たな物質創製と物性探索」に対する高度な学際先端新領域研究(ナノマテリアル、生命科学、分子デバイスなど)に取り組み、量子力学や電子論などの先端物的学を網羅した、新たな学問体系と21世紀COEにも十分対応できる高度な研究体制を構築している。
本部門は、(1)「環境材料研究」と(2)「高機能材料研究」と(3)「表面機能材料研究」の3分野で構成されている。人類と地球が抱える最大の危機的課題となる「地球温暖化」及び現代社会の特徴となる「循環型構造」に対し、「環境(エコロジー)」の重要性は、今後益々大きな問題となる。
材料工学本専攻は、1958年3月に設置され(1996年に金属工学専攻から、現在の材料工学専攻に名称変更)、本学創立80周年となる2008年には、専攻発足50年目を迎える長い伝統を有し、これまで数多くの能力溢れる,優れた研究者を輩出し、併せて,広範囲な産業界で活躍するエンジニアの育成に教員と院生が一丸となって邁進してきた。
現在、本専攻は、1.「材料基礎部門」と2.「材料特性部門」の2つの部門から構成されるが、先進欧米諸国同様、本専攻の特異性となる、理学系領域,特に,量子力学および電子論に代表される先端物理学に教育・研究の視点かつ最重要視した視点に基づき、「21世紀における新たなマテリアル・サイエンス(Materials Science)」ならびに「新たな魅力溢れる専攻像」の構築を目指し、併せて、我が国が2002年に「科学技術の重点4分野」として位置付けた、(1)「情報・通信技術(IT)」、(2)「環境(エコロジー)」、(3)「生命科学(ライフサイエンス)」および(4)「ナノテク・材料」は勿論、「宇宙環境を利用した材料科学研究」等の新領域分野にも積極的に取り組み、今後は「21世紀COE」にも十分対応できる本学材料工学専攻独自の「卓越した教育・研究拠点の構築」を目指している。
材料基礎部門
材料特性部門
本部門では、次世代新エネルギー関連材料(燃料電池、天然ガス、原子力関連、エコマテリアルなど)ならびに海洋または地殻中に存在する人類にとって極めて有意義な「資源」に関連する種々の材料に対する基礎と応用に関する研究(リサイクル、パイプライン用材料の電気化学特性など)を行っている。また、量子効果を利用した代表的応用分野となる「酸化物高温超伝導材料」を中心とした「21世紀を担う新たな高機能材料の開発と研究」に取り組み、「材料基礎部門」と一体となり、新たな材料工学専攻像の確立を目指している。
ピックアップ情報
本専攻は、2008年4月の本学創立80周年発足を目指し、現在、「材料工学科」が進めている「学部・大学院連動6年間一環教育体制導入」を最大の課題とし、従来の体制とは全く異なる、「新たな3コース制」を設立し、本専攻の飛躍的転換と発展を目指している。
(1)超伝導・高機能材料コース
本専攻の特徴となる、理学研究科的特徴を十分踏まえ、今後は、最先端物理学を積極的に導入し、カリキュラムの抜本的改革を含めた新たな教育・研究体制を確立し、我が国を代表する材料・物質研究関連諸機関ならびに学・協会等との協力関係をより一層強化し、今後の飛躍的なる展開と学部・大学院を連動した、新たな専攻像の確立に邁進している。
(2)宇宙・極限材料科学コース
(3)ナノ材料・分子デバイスコース