おでむかえの「庭」をもつ集合住宅

『Rabbits』(7名)と『Guppy』(7名)

本大会は、BIM※を使った時間限定型の設計競技イベントである。今年は100時間という限られた時間の中で、集合住宅の建替え計画案の設計が課題となった。企業の社会人チームや大学からチームが出場する中、芝浦工大からは、『Rabbits』(7名)と『Guppy』(7名)の2チームが参加した。

『Rabbits』は、建設関係者(施工、セキュリティ、福祉、企画・販売の専門家、近隣住民)と、研究室開発のクラウド上の情報共有プラットフォームでコンソーシアムを組み、多様な視点から「庭」と集合住宅の価値を検討。

既存の緑豊かな中庭を持つ集合住宅を、建替えにより、地域に開かれた「庭」をもつ集合住宅に変える提案を行った。こうして、多様なひと・ことをでむかえる集合住宅を設計した。

デザインの初期段階から、建設に関係した専門家たちと、問題解決の方法や価値化の道筋について意見交換したことで、プロジェクトの高度な理解をはやめ、本当に必要とされるデザインの追求に時間をかけて取り組んだ。

またBIMツールを用いることで、3次元的に複数案を同時に比較しながら設計を進めることが可能になり、ひとつのデザインにデザイナーが執着するのではなく、むしろユーザー抱える多様な要望に柔軟に対応できるプロセスを歩むことができた。

※BIM(Building Information Modeling)・・・三次元空間における建築モデルを構築技術。各オブジェクトに属性等の情報が与えられることにより、施工性やコスト管理等の効率化が図れ、データ共有ができる技術のこと

<指導教員:澤田英行教授(環境システム学科)・八束はじめ教授(建築工学科)>