くらしを旅する大きな家 -BIM/ICTを利活用した建築設計プロセスの実践-

コンペに出場した芝浦工業大学チーム
コンペに出場した芝浦工業大学チーム
作品パース
作品パース

環境システム学科の建築設計情報研究室では、コンピュータを利活用した建築設計手法の開発・実践に取り組んでいる。
今回参加した建築設計競技は、与えられた課題(石垣島の活性化)に対し、100時間という限られた時間の中でBIM/ICT*1*2を利活用した建築設計を行うものである。企業・大学から多くのチームがエントリーし、芝浦工大からは学科を超えて『カラスミ』、『コノハズク』の2チーム・総勢22名が参加した。

チーム『カラスミ』は、対象となった石垣島の敷地を「石垣島のくらしを旅するための拠点=大きな家」と設定し、観光・生活・交通を活性化するための建築を設計した。
設計中は、設計チームを複数に分割するという手法・プロセスを、BIM/ICTツールを用いて整備・実践。また、新たな試みとして「ビッグデータ解析*3」などの手法を応用することで、短時間でありながら、多様なユーザーの視点に立脚した多角的・多元的な検討を行うことに成功した。

チームのメンバーは、「今回は、建築設計におけるBIM/ICTツールの新たな可能性を探求する試みが評価され、『最優秀賞』と『データマイニング賞』を頂くことができました。今後も、コンピュータを利用することによる建築設計の高度化をめざし、研究・実践を続けていきたいと思います」と今回の成果を話した。

※1 BIM:Building Information Modeling…建築物を、3次元モデルとしてコンピュータ上に構築し、建築設計から施工までのプロセスにおいて活用する技術・手法
※2 ICT:Information and Communications Technology:情報通信技術

※3 ビッグデータ解析:従来の統計技術では処理できなかった巨大で複雑なデータの集合(ビッグデータ)を、コンピュータ等を利用して収集・解析する技術





チーム『カラスミ』
佐藤康平さん(建設工学専攻2年)、豊田郁美さん(建設工学専攻2年)、根本雅章さん(建設工学専攻2年)、江森湖輝さん(建設工学専攻1年)、中野雄貴さん(建設工学専攻1年)、中村達也さん(建設工学専攻1年)、前島大幹さん(環境システム学科4年)、青木貴裕さん(環境システム学科4年)、藤岡知夏さん(環境システム学科4年)、高橋昇平さん(建築工学科4年)、中野良則さん(建築工学科4年)

<本プロジェクト指導教員:澤田英行 教授(環境システム学科)、衣袋洋一名誉教授>
<建築工学科指導教員:西沢大良 教授、赤堀忍 教授、青島啓太 特任助教>