プローブデータと渋滞統計データの融合による東日本大震災時の都区部の渋滞データの構築

清田裕太郎さん

2011年3月11日に発生した東日本大震災時では交通機能が麻痺し、首都圏の道路網は大渋滞に陥った。この渋滞状況については正確に明らかになっておらず、近い将来発生が確実視される首都直下型地震や、南海トラフ地震に備えて、首都の耐災害性の観点から極めて重要な問題であるといえる。清田さんは、この時の道路状況を把握するために複数のビッグデータを統合する手法を開発した。

東日本大震災時の都区部の渋滞状況を解明するため、2種類のプローブデータ(カーナビのGPSデータ)と一般道の車両感知器のデータを統合する手法を構築。その結果データを単一で扱うよりも、より確度と密度の高いデータベースを構築することに成功した。

清田さんは「震災当時の都区部の渋滞状況をより明確にし、渋滞を助長させた要因や都区部の脆弱箇所に対して、耐災性に優れた交通運用方法を提案したい」と話している。

<指導教員:岩倉 成志 教授 (土木工学科)>