建築設計関係者との協働設計プロセスから生まれる建築-GoogleEarthを利活用した見沼区役所周辺リニューアルプラン官学連携まちづくり研修

荻野 克眞さん

荻野さんは、社会資産性の高い建築をつくるためには、利用者からの声を設計の上流段階で取り込む必要があると考え、自らワークショップ(研修)を企画し、行政(さいたま市見沼区役所)に協力を呼びかけ、ロールプレイによる建築協働設計を実践した。

関連情報をGooole Earth上で3次元及び4次元的に関係者と共有し、BIMツールによって関係者間の認識の溝を埋めていく協働設計手法、段階的な問題発見と解決を繰り返し意思決定していく問題解決型設計プロセスを背景とした実践を基に、社会に広く愛される公共建築を提案したという。

「貴重な体験とは裏腹に、プロジェクトの過程では多くの困難と壁にぶつかりました。この経験を活かしたいという一心で、4月からは組織設計事務所で公共施設の設計に携わります。この澤田研究室の集大成で得た学びを社会の中で展開していきたいと考えています」と話している。

※BIM(Building Information Modeling):建築に関するあらゆる情報を3次元のモデルとして集積する技術。
さまざまな情報を一元的に管理することが出来ることにより、施主・設計者・施工者は情報共有が容易になり、建設業務の作業効率も飛躍的に上がった。

<指導教員:澤田英行教授(環境システム学科)>