バスが現在どこにいて、あとどれくらいで着くのかがシンプルに表現されている(英語版もあり)
バスが現在どこにいて、あとどれくらいで着くのかがシンプルに表現されている(英語版もあり)

福田浩章准教授(情報工学科)は、システム開発を行う株式会社ポリゴンハウスが制作した、シンプルでわかりやすいバスロケーションシステムの仕組みを提案し、技術指導を行いました。

バス1台ずつにタブレット端末を設置し、GPSで位置情報を把握しながら、ユーザーはスマートフォンでリアルタイムにバスの現在地がわかるというもので、イラストをシンプルに表現することで、土地勘のない国内外の観光客や子ども、高齢者などにわかりやすいものとしました。
このシステムは、ケイエム観光バス株式会社が運行する、品川・田町とお台場間を結ぶ路線バス「お台場レインボーバス」で採用され、4月25日より運用を開始しています。安価で導入可能なため、今後はバスロケーションシステムが浸透していない、幼稚園や高齢者介護施設などの送迎バスといった小規模なバス事業での活用が期待されます。

1.背景

バスロケーションシステムは、現在バスがどこにいるのか、あと何分くらいで停留所に到着するのかを知らせるシステムで、すでに多くのバス会社で導入されています。最近はスマートフォンなどでリアルタイムにバスの状況を見られるシステムも増えていますが、乗降のバス停名を検索する必要があるために、いくつもの操作を要する他、地図上にバス停が表示されているため、土地勘のない観光客やスマートフォンの扱いに慣れていない人には必要な情報の把握が難しい、といった課題がありました。

→従来のシステムでは、観光客や子ども、高齢者には必要な情報の把握が難しかった

2.システムの概要

福田准教授は、位置情報を発信するバス側も情報を受けるユーザー側も市販のモバイル端末で操作でき、かつ通常の携帯電話回線でも通信できるシンプルな構成を提案しました。これに加え、誰でも見やすいものにすることを目指し、企業が行うシステム開発の技術指導を行いました。

バス1台ずつにタブレットを設置し、運転手が最初の停留所を発車する際にタブレットのスタートボタンを押すことでGPSによる位置情報の計測が開始。サーバーを介して、バスの現在位置がイラストでシンプルに表現されます。「現在バスがどのあたりにいて、あと何分くらいでここに来るのか」という情報だけに特化することで、国内外の観光客や子ども、高齢者などにもわかりやすく伝えることを実現しました。

→「いまバスがどこにいて、あと何分で着くのか」だけをシンプルに表現

このシステムは、タブレット端末を用意するだけでバス停や停留所の整備費用もなく、安価でシンプル、そして幅広く運用できます。今後は、幼稚園や高齢者介護施設などの送迎バスのように、身近で規模の小さいバス事業でも活用されることが期待されます。

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