高速道路盛土の微動測定から推定した振動特性と盛土内水位の関係

地表面には「常時微動」と言われる、自動車の振動や風波などによる微弱な振動が常にある。これを調べると計測場所の揺れ方(振動特性)がわかり、設計当初の揺れ方から変化すると崩壊や倒壊などを招く。そこで岩瀬さんは、常時微動を用いて、「雨が降ったあと高速道路盛土の揺れ方はどう変わるのか」を調べた。

晴天時と降雨後、高速道路盛土で常時微動を計測し、揺れ方を求めた。結果、盛土は雨が降ると「揺れ幅が小さくなり、揺れ方はゆっくりになる」傾向が見られ、降雨により盛土の中に水が入り、揺れ方が変わることが分かった。

「今回は比較した数が少なかった(晴天時4回と降雨後2回)ので、回数を増やし、精度の向上に繋げたいです。また、降雨による盛土の揺れ方の変化を詳しく知ることで、将来は盛土の崩壊対策に応用していきたいと考えています」と、今後について話した。

<指導教員:紺野 克昭 教授(土木工学科)>