大坪 航さん(環境システム学科4年)が廃棄物資源循環学会関東支部 講演会・研究発表会において優秀ポスター賞を受賞しました。

【受賞者】大坪 航さん(環境システム学科4年)

【指導教員】松村 隆 教授(環境システム学科)

【発表題目】下水からのリン資源の回収・再利用の促進に関する研究(中間報告)

【発表内容】
リンは農業をはじめ様々な産業分野で利用されている重要な資源であるが、原料であるリン鉱石は枯渇性資源*である。下水道には、生活排水などに含まれるリンが恒常的に流入しており、このリンを回収・再利用する試みが国内の一部の下水処理場で行われている。リン鉱石を全量輸入に依存している日本において、リンを自給する方法として、下水処理場におけるリン回収システムの普及拡大を図る方法を考察・提案することを目的とした。

現在実用可能とされているリン回収方法を調査し、そのうちの1つの方法を採用している岐阜市の下水処理場に現地調査に赴いた。回収施設の概要、環境汚染物質対策、施設運用における問題点などを整理し、他処理場に導入するにあたっての課題を検討した。

今後は、他のリン回収方法を導入している自治体への追加調査を行い、環境面、回収量、コスト面などでの比較検討をした上で、改めてリン回収施設導入上の課題を整理し、その解決策について考察したい。

*枯渇性資源・・・一度採集すると尽きて無くなる、または、人間が利用する速度より生成される速度が遅い資源。石油、石炭や天然ガスなどが代表例