駒田 諒さん(材料工学専攻1年)が、日本原子力学会 関東・甲越支部第10回学生研究発表会で奨励賞を受賞しました。

【受賞者】駒田 諒 さん(材料工学専攻1年)
【指導教員】新井 剛 教授(材料工学科)
【発表題目】SiO2担持型両性イオン交換体を用いた処理水中の微量核種の吸着分離技術の基礎研究
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い発生した放射性廃液は、多核種除去設備(ALPS)により処理され循環冷却を続けている。ALPSの処理性能の評価は、その処理水の放射能測定に基づく核種移行挙動により評価されている。しかし、ALPSの処理水には放射性汚染水由来の多数の核種が混在しており、分析前処理として各元素の分離が必要となる。そこで本研究では、処理水に含まれる核種及びイオン種の多様性に対応可能な、自製のSiO2担持型両性イオン交換体(SAIX)を用いたイオン交換法による元素の分離・濃縮を目的とした。

SAIXを用いたイオン交換法によるCdの分離・濃縮法を提案し、その他核種の基礎的な吸着挙動を明らかとすると共に、本法の適用可能性について検討を重ねた。

三元素溶液からの分離は可能であったが、模擬処理水からの分離は一部元素との分離が困難であったため、分離条件の再検討が必要とされる。