廣田 佳久 助教(生命科学科)が日本ビタミン学会第69回大会において奨励賞を受賞しました。

【受賞者】廣田 佳久 助教(生命科学科)
【発表題目】ビタミンKの生体内代謝機構に関する研究

ビタミンKは、血液凝固や骨形成といった生体にとって重要な生理作用を有しているビタミンである。ヒトが日常的に食事として摂取するビタミンKには、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンK1 (PK)や納豆などの発酵食品や卵などに多く含まれるビタミンK2 (MK-n)が存在する。このようにヒトは様々なビタミンK同族体を摂取しているが、組織中にはMK-4というビタミンKが著しく多く存在する。そこで、我々は他のビタミンK同族体からMK-4が体内で合成されるメカニズムを解明するため、本研究を行った。

ヒト由来の培養細胞や遺伝子組み換え動物を使用した結果、哺乳類ではUbiA prenyltransferase domain containing protein 1(UBIAD1)という酵素によって、ビタミンK同族体からMK-4が合成されることが明らかとなった。

本研究の結果から、ビタミンKは栄養素の枠を超え、生体内でホルモンとしての役割を担うことが示唆された。今後は、生体内におけるビタミンKの重要性を明らかにすると共に、疾患に対するビタミンKの役割を解明したいと考えてる。

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