稲積 真哉 准教授(土木工学科)の共著論文が、GEOMATE 2017 (The 7th International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment) においてBest Paper Awardを受賞しました。

【受賞者】稲積 真哉 准教授(土木工学科)
【受賞論文】Development of cement-bentonite mixed soils by mixing sodium carbonate

本研究では、地盤内に形成された既存杭引抜孔(空洞)に対して、周辺地盤の安定化を図るため、空洞充填材(Na2CO3を配合したセメントベントナイト系充填材)を開発している。

本論文では、当該充填材の諸特性を各種室内試験によって、物理的・化学的観点から検討・考察を行っている。具体的には、Na2CO3をセメントベントナイト系充填材に配合することによって、当該充填材のブリージング現象の抑制を明らかにし、これはNa2CO3が水中で、電離・発生するNaイオンをベントナイトが受け取り、ベントナイトの膨潤性が増加したことに起因することを考察している。また、Na2CO3をセメントベントナイト系充填材に配合することでゲル化の促進も明らかにし、これはNa2CO3が水中で電離・発生するCO3イオンとベントナイト中のCaイオンでCaCO3が生成されることに起因することを考察している。

GEOMATE 2017 では、国内外から投稿された全190編に及ぶ論文の内、厳格な審査の下、わずか9編の論文のみに「Best Paper Award」が授けられた。すなわち、本受賞は上記の研究成果が国際的に高く評価された証となるものである。