川西 将輝 さん(電気電子情報工学専攻2年〈発表当時〉)が電子情報通信学会モバイルネットワークとアプリケーション研究会において優秀発表賞を受賞しました。

【受賞者】川西 将輝 さん(電気電子情報工学専攻2年〈発表当時〉)
【指導教員】森野博章 准教授(通信工学科)
【発表題目】通信処理を考慮したバックグラウンドタスクのスケジュール再構成によるAndroid端末の省電力化

TwitterやFacebookを始めとする、スマートフォンのSNSアプリでは、定期的に端末をスリープ状態から復帰させてサーバに接続しており、これらのアプリを複数使用すると、各アプリが個別のタイミングでこれらの処理を行うため、バッテリー消費が増えてしまう問題がある。この研究ではAndroidを対象に、端末のOS(オペレーティングシステム)の実装を工夫して、この問題を解決することを目的にしている.

よく使われるSNSアプリが、サーバに接続する時刻を調査した結果、周期は同じでアプリごとにタイミングだけが、ずれることが多いことが分かった。そこで、OSの側で接続時刻を調整(スケジューリング)して、スリープ状態から復帰した際に、複数のアプリが同時に各サーバに接続するようにする手法を新たに提案した。Android端末に実装し、実際にこれらのアプリを待ち受け状態で動作させ測定して消費電力の低減効果を確認した。

今後は、Android Open Source Projectへの参加や、携帯電話事業者への働きかけなどを通して、Android OSの新バージョンに本方式が適用されるための活動をしていくことが大きな課題である。